はじめに
初めまして、プロダクトマネージャーの川上です。 インフキュリオンでは主にWallet Stationの企画や要件定義、設計を行っています。
趣味で常にキャッシュレスやFintechの情報収集もしており、自称キャッシュレスマニアとして、業務に生かしています。
本記事では、最近社内活動として始めたテックトークについてお話しします。
テックトーク(Tech Talk)とは何か
テックトークとは文字通り、プログラミングやクラウドなど技術に関する話をすることで、 当社ではエンジニアが普段興味がある技術について情報共有・意見交換し、エンジニアとしての知見を広げていくことを目的としています。 テーマは自由で、少しでも技術に触れていればOKです!
形式は社内のカフェスペースでオフライン開催 + GoogleMeetを用いたオンライン視聴のハイブリッド方式で行っています!
そもそもの始めた経緯
プログラミングが楽しいからというのもあるんですが、エンジニアはパソコンと向かい合っている時間が多いのと、当社ではほぼリモートワークというのもあり、直接業務に関わる会話以外はなかなか時間を作りづらい状況でした。
また、Wallet Stationの開発チーム以外にもXardやfinbee等、様々な開発チームがいる中で、チーム間での情報交換はなく、同じような技術の検証や導入をしている場面もありました。
そこで業務で利用している技術や業務に関係ない技術など情報交換ができる場を作ることで、開発チーム間の情報共有やエンジニアとして技術知見を広げられるようにしました。
どんな形でやっているの?
登壇して発表、質疑応答が基本ですが、堅苦しい感じでやるのが嫌だったので、質疑応答の後にブレストの時間を入れることで、発表者↔聴講者だけでなく、聴講者同士でざっくばらんに会話できるようにしています。
また、「これって自分のチームでも活かせそうだよね!」「実際に会社で導入して検証してみよう!」など、業務に直結するような会話もあります。
他に工夫していることはテックトークが始まる前に軽い飲み会を入れることで、より会話しやすい、発表しやすい環境作りをしました。
実は第1回はいきなり発表だったのですが、どうしてもファシリテータと発表者、ファシリテータと聴講者での会話になってしまい、堅苦しい雰囲気になってしまいました。ただ、第2回で始まる前に飲み会を入れてみたところ、色々なグループができ、聴講者同士でも会話が弾んでいました。これは効果ありました!
どんなネタがあったの?
実際には以下ネタの発表がありました。
【第1回】
- 実践イベントストーミング
- Wallet Stationの技術負債対応
- postmanで複数のAPIを連続で処理する方法
- Elastic Stackを使ったモニタリング
【第2回】
その中で一部ネタについて本記事でも簡単に触れたいと思います。
実践イベントストーミング
当社が提供している国際ブランドカード発行のXardにおけるビジネスプロセスを明確にするために、イベントストーミングを実施した話です。
イベントストーミングには4つのステップがあり、そのステップに合わせて上図のようなイメージを作成します。
ドメインイベントを洗い出し、発生した順に並べる 洗い出したドメインイベントを参加者とともに確認する Process Modeling を行い、ビジネスプロセスの流れを構造化する Software Modeling を行い、集約や共通するコンテキストを見つける
イベントストーミングを実施することにより、ドメインの役割が明確になり、アプリもシンプルに構築、開発できるなと感じました。
Elastic Stackを使ったモニタリング
分散型の全件検索エンジンで大量データをリアルタイムで分析できるElastic Stackを検証してみた話です。
Elastic Stackでデータを積み上げ、ダッシュボードのKibanaでデータを可視化しています。
こういうデータが画面で見えるのって、エンジニアは興奮しますよね! BIとしてだけではなく、ログ解析でも使えるので、今後のビジネス拡大や運用効率アップに向け、当社システムにも組み込んでいきたいと思いました。
最後に
実際にテックトークを開催してみて、軽いテーマでフランクにコミュニケーションできるというのは非常に良かったです。 あまりにもカチッとしすぎていると話す側も聴く側もプレッシャーが掛かるので、普段会話するかのようにやれるのがベストかなと思いました。
テックトークを始めてまだ2回ですが、参加メンバからも「定期的にやりたい!」「発表者に立候補したい!」と前向きなコメントがあり、第3回、4回と今後も行っていきます!
将来的には当社主催の技術イベントに繋げていきたいと思っています!